共存する庭








東京の恵比寿にある商業ビルの外構の植栽や壁面緑化、またそのビルのテナントに入っている店舗のグリーンコーディネイトなどを手がけました。

ビルのオーナー様からのご要望は、「他にはない庭を作って欲しい」というもの。

そこで、「ひとつの庭の中に、異質なものを共存させること」を主題に、水平の庭に壁面緑化という垂直の庭を取り入れた構成や、モミジやナンテンなどの在来的な樹種と、アガベやユッカなどの外来的なものを合わせた植栽をご提案させて頂きました。

尚、モミジとアガベなどの多肉植物という性質の異なる物同士が生育できるよう、特殊な土壌改良を行っています。

店舗の装飾は、「高級感のある内装やインテリアなどにふさわしいもの」、また、「お客様にインパクトを与えるものを」というオーナー様の意向から、両端の壁2面を使った大型の壁面緑化や観葉植物のコーディネイトなどをご提案させて頂きました。

壁面緑化には、環境やメンテナンス性を考えて造花を使用しましたが、造花にありがちなチープな感じが出ないよう、その素材や組み合わせなどを吟味し、アロカシアやチランジア、ベゴニアやフィロデンドロンなど、造形的で存在感のある観葉系の造花が主体の構成にしています。

ただ、少しは季節感が欲しいというオーナー様の意向により、店舗出入り口付近に設けた壁面緑化には、ヒマワリを入れています。

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